公式line@aimable始めました。

友だち追加

2010年4月17日土曜日

興味。

対象に関係なく何かに興味を持つ。

簡単なようで、
なかなか難しい事なのかもしれません、

僕は、昔から注意散漫。
などと叱られていた人種なので、

世間や物事に興味が無い。


言う人を見たり聞いたりしても、
いまいちピンと来る事は無かったのですが。

最近、
世間の流れを体感するような事が多くありまして、
その中に共通して違和感を覚えながら生活をしていたのですが、
先ほどいらしたお客様との会話の中で、
その違和感の正体が判明したので、
忘れないように書いておこうと思いました。

美容師と言う仕事をしていると、
人と接する事が仕事の9割を占めていると言っても
言いすぎではではないくらいに一日誰かと接しています。
お客様はもちろん、スタッフともそうです。
当然、どちらにも洞察力や優しさ、その他にも沢山の要素が必要不可欠です。

しかし、
スタッフに関して、最近は些細なことで諦める・長続きしないなどの話をよく聞きます。
単に、粘り強さが無い、理解力が乏しいなどの性格的要因だけなのでしょうか。
個人的には、原因はもっと単純で根底にあると感じていました。

さて、
それは何なのか。

お客様との話の中で見えてきたもの、
それは、

「人に興味が無い。」

すっきりした感じです。

人に興味を持たない、あるいは、持てないから

相手が何を欲しているか知ろうとしない、わかろうともしない。
何かを言われた時に、その言葉の裏にある意味を考えない、
推し量ろうともしない。
言われていないのだから出来ない。しなくてもいい。
等の感情に結果的に結び付き、

そのような思考パターンだから、
諦める事に違和感を持たない、
長続きしなくても恥ずかしげもなく「これが自分。」と納得できる。
周りから何を言われても、思われていたとしても気にしない、気にならない

となるようです。

「ゆとり世代」「ゆとり教育。」の産物と片付けるのは簡単ですが。
これからしばらくは、
そんな人ばかりが増えていく事に間違いはありません。

その事実に恐怖すら感じる半面、ある意味チャンスではないかと思うわけです。

競争社会を当たり前に過ごしてきた世代から見れば、
「ゆとり世代。」は甘い、扱いづらいと感じる対象かもしれません、
しかし、その中にも競争社会の世代に刺激を受けて育った人間はいる事でしょう。
いや、
いてほしいと思います。

今までの競争社会の中で、のし上がるには相当の努力が必要だったかも知れませんが、
これからしばらくの間はその10分の1程度で同じ評価が得られる可能性があると思います。

当然、圧倒的多数が「ゆとり世代。」なのですから、
経済全体はマイナスへ行くでしょうが、
評価されるというところだけで考えれば楽かもしれません。

例えば美容院。
「ゆとり世代。」的接客や業務態度に染まらなければ、
会社からの評価や、何よりお客さまからの評価も高いでしょう。
そして、当然のごとく売上もお客様一人あたりの単価も高いと思います。

なぜなら、
悪い意味での「ゆとり世代。」的な
「人に興味のない。」接客や仕事に違和感を持たないお客様は、
「ゆとり世代。」的感覚のままで社会に出ていて収入面で厳しい人や、
仕事にすらありつけていない人かもしれません。

そして、その世代に特徴的な「人に興味が無い。」方をお客様に持つと、
スタイル提案に始まり仕上げに至るまですべての工程が過酷なものになるでしょう。
そのような仕事は時間単価で考えた時にとても厳しい現実となります。

逆に、「脱・ゆとり世代。」の美容師になればどうなるのか。
同じように「脱・ゆとり世代。」のお客様は増えるはずです。
それに付随して、「脱・ゆとり世代。」に憧れる層の方もお客様として迎えられるはずです。
それがもたらす結果は言うまでもないと思います。



接客業や営業職についている人の中でも、
「相手が何を考えているかわからないから・・・」
「ウザがられるといやなので・・・・」
と言いながら仕事への情熱を持てない人がいます。

そこを変えるために、
まずは、人に興味を持つ。
ところから始めれば良いのにな。
とすっきりしながら色々な人の事を思い出しました。

0 件のコメント: