公式line@aimable始めました。

友だち追加

2010年3月21日日曜日

何だかんだ言っても。

人は人から何かをもらうのだと思います。

というのは、
最近の生活で特に感じる事の話。

今年は、
なんだか色々な事がありそうな一年の始まりを感じながら、
生活しているのですが、
おかげさまで、
各方面から色々なお仕事のお話を頂戴しておりまして。

4月5月は忙しくなりそうです。

サロンワークが軸なのは言うまでもありませんが、
4月5月は講習をする側の仕事もあります。
気付けば父の背中を追っているような気がします。
父は講習活動の傍らにサロンワークと言う美容師として長い事過ごしていましたが
彼のサロンワークにかける情熱の高さは今でも思い出すと緊張するほどです。
通常、講習活動の比率が高まるとお客様に触り慣れないという現象が起き、
サロンでは力を発揮できない事が多いのですが、
彼の場合は、

常に現場在りき。

現場ベースの講習や技術指導のレベルの高さの裏には、
彼の仕事への純粋な愛情や情熱があったのだと、
いま、自分が同じような立場に立たされて解る事が多々あります。


彼は多くを語りながらも多くを伝えない話をする人間だったので、
解る人にはものすごく響き、わからない人には全くわからない話が多かったように感じます。

彼の講習は別段変った事はしません。
全体に満遍なく語りかけ、メリハリを利かせた話し方をします。
その中で、反応を示した人を数人、
聴衆の中から的確に選び出して語りかける。
その人を中心に輪の様な物が広がり、
講習が終わるころには会場全体の温度が均一に上がる。

父の先生である大島先生の下で修行していた時に見た、
静と動を巧みに操る講習も同じように高度でしたが、
更に進化している父の講習を思い出すと、
自分にかなりのプレッシャーを与えます。

ルーツを見たからこそわかる事、
ルーツを感じたがゆえの重圧。

気にしなきゃいいのですが。

そんな訳にはいかないもんです。

付け焼刃では当然追い付けない事は言うまでもありません。

なので、美容師と言う仕事に就いている以上は、
技術以上に磨かなければいけないもの、
の存在に目を向けながら生活するようにしているわけです。

触れるもの、目に入るもの、その他感じることすべて。
何かしら仕事の肥やしになるような気がして取り込む癖があります。

なので、
「あ。これ仕事に使えるかも」
というようなジャッジはしていません。

とにかく、日々勉強、日々吸収。

無駄が多い脳みそなのか。
それとも、
万が一器がでかい脳みそだった時は。
世界征服くらい試みる事にします。

しかし、
そこまで行かなくても、
サロンワークと講習をバランス取りながら美容業界の色々な向上は目標の一つです。
美容師さんや、そこに関わるお客様や業界の人も含めて、
もっとより良い美容界になればいいなと。
思ってます。

一人勝ち的な考えで働いていても面白くないですし、
後がありません。
自分がかかわる業界全体が良い方向へ向かなければ、
自分の発展もないと心得ての、
今回の講習活動の再開という結論へ至った事をご理解いただけるお客様が、
一人でも多くいてくださればと勝手ながら思っています。

0 件のコメント: