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2009年12月24日木曜日

こだわってこそ。

年の瀬に思う事。

人生、仕事、趣味、遊び。
全てにおいてこだわってこそでは無いかと常日頃思ってます。



たとえば、人生。
こんなご時世、何が起きてもおかしくないと人は言いますが。
その割には意外と何も起きてない。
長生きしている人も多かったり、
不自由なく暮らしている人は多かったりします。

しかし、

日々身の周りでは色々な事が
目まぐるしく起きているのだと思います。
きっと気付かないだけなのではないかと思っています。

そして、
その気付きのレベルは、
生活のレベルやバランスによって
変化を日々繰り返しているような気がします。


僕の仕事に必要な事の一部には、


一部とはいえ。
そのような事がとっても重要な要素を持っています。

日々、色々なお客様がご来店されます。


お店のコンセプト云々・・・。
確かに、
美容と言う職種ゆえのこだわりや格好よさはあれども。
個人的には妙に冷めます。

誰でも歓迎。
的なコンセプトを本気で掲げているお店は
何の業種にも少ないような気がします。

そりゃあね。
聞けば皆さん言いますよ。


誰でも歓迎です。

どなたでもいらしてください。

気にせず寄ってください。

イベントやるんでいらしてください。


じゃあ。
ホントに寄るか?

いやぁ。
社交辞令。


実際は立ち寄れる勇気のある人は少ないでしょう。
自分が新しい存在であればなおさら。
・・・。

きっと、そういうのが好きな人が集まるんだろうな。
なんて思いながら横目で見る人も少なくないかと思います。


ぶらっと寄れる。
なんか、たまりたくなる。

そんな空間創りの肝は何か。

話はズレましたが、
それが前述の「気付き」のレベルに
密接な関係があるのではないかと思って毎日仕事してます。


わかりやすい話ではないのですが、

子供の時を忘れない。
受験に受かった時、ダメだったときの気持ちを忘れない。
初恋の苦い感じ。
それとも甘い感じ。
新人の時のむかつく先輩への気持ち。
感謝に代わった時の「俺、大人になったじゃん」な自画自賛的感覚。
突っ走って一番を取ったものの一人ぼっちな気持ち。
人に生かされてる(活かされている)自分を痛感、感謝した時の感覚。
人の死や誕生に立ち会った時の挫折や希望。

・・・など
ほんの一例ですが、
そして誰もが通過してきている感覚や感情、経験です。

しかし、
どれもその時には戻れません。
画像や映像、音声に残すことは出来ても、
その時の空気の動きや匂い、
感情の変化は二度と感じれないのです。
そんなことは、
誰もが当たり前のように知っています。

変な話。
当たり前のように知っている。
という感じ方をしている人には、
きっと全ては過ぎた事なのだと思います。
そんな人は、
その頃の自分に記憶の中でも曖昧にしか戻れない、
その時は感動したり恐怖で震えあがったとしても、
今は同じようには感じれなかったりする自分を
「成長」・「進化」と呼び納得する。

正論です。

しかし、
個人的には、無理を承知でその全てを覚えていたい。
などと思うわけです。

そう感じたのは2歳半の時でした。
今でこそ、健康に生活していますが、
これでも子供のころは入退院やら手術やらの生活をしておりました。
それ以前の記憶は曖昧ですが。

二歳半過ぎてからの記憶は、
常に自主トレの様に思いだすようにしているので、
意外と冷めたり、都合のいいように美化されたり。
という事はありません。

だからこそ後まで辛かったり、
苦しかったりという事はあったとしても、

今この仕事をするようになってからは、
身の周りに起こった出来事の全てに、
理解や感謝を示せるようになりました。

なぜ、そこまで記憶を大事にするのか。
個人的な感覚は、旅行と一緒です。
一度行った場所で、
好きになったところにはまた行きたいと思うのです。

嫌いになった場所でも、
今行けば好きになれるかもしれないと思うからもう一度行ってみます。

でも、その場所への道のりを無視しては
たどり着けないと思うのです。

昔、お金がなくてバイクで行った場所へは、
今は車でいけたとしても、
あえてバイクで行きたいのです。

わかりずらい例えは良いとして。

そんな記憶の行ったり来たりを、
今の仕事をしていく中で同じ事を日々繰り返しています。
3歳の子が来れば3歳になり。
恋に悩む中学生が来れば恋に悩む中学生になり。
進路や親との方向性の違いに悩む高校生が来れば、同じように同意し悩み。
しかし、自分も親の端くれである以上は理解納得できるようにおっさんくさい事を言い。
子供みたいな大人が来れば大人みたいな子供になり・・・。

そして、ありがたい事にこの仕事を始めてから、
年上のお客様に育てていただく機会に沢山恵まれています。
良い子供と呼ばれるコツから始まり、
良い後取りになるコツ。
良い社会人になるコツ。
良い婿候補になるコツ。
良い夫と呼ばれるコツ。
よき父親になる事への近道。


僕の出来が悪いせいである事は間違いないのですが。
日々、世間に生かされているという感覚が身にしみている毎日です。
いつか恩返しとまではいかないまでも、
せめて今よりは良い状態へ向かいたいと日々祈りながら仕事をしております。

またずれました。

気付き。のレベルを常にぶれずに、
なおかつ、磨く努力をしているかを自問自答しながら仕事に打ち込む事が

「遊びに来てよ。」を本気でとらえてよさそうな、
「用事なくても寄ってよ」を嬉しく感じる、
そんなお店作りや空間創りに繋がるんだと思います。




じゃないと、ノリノリな人ばかり立ち寄れる様な「誰でも歓迎」コンセプト空間になってしまいます。

最後に一言毒吐きましたが。
別に嫌な思い出に立ち寄ったわけではございませんのであしからず。

皆様、良いクリスマスを。

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