公式line@aimable始めました。

友だち追加

2012年3月4日日曜日

大切なことはいつも。

大切なことはいつもお客様に教わります。

たとえば、
どのように説明して差し上げたら
好きな髪形と似合う髪形の違いを理解していただけるのか。
好きな髪形を似合う髪形にするために美容師がどのようにあるべきなのか。

どのようにしたら、
お客様が足を運びたいと思うお店が作れるのか。
そのために、
日々、どのようなことに気をつけ。
どのようなことを思いながら仕事の時間以外も過ごせば良いのか。

そのすべては、
お客様の幸せ。
につながるべきことも。

理解することができたのもお客様の御蔭でした。

逆説的に考えれば、
至極単純かつ当たり前のことですが。

当たり前すぎるがゆえに見過ごしがちでもあります。

相手の求めるものは相手の立場になって見れば、
必ず見えてくるはずです。

しかし、
高みを目指すならば難易度は増します。

高みを目指す。

難しいことだから、高みを目指す人は少ないはずです。
しかし、
その高みを目指す人だから、
その高みにあるものや事柄を知る人だからこそ、
人間らしい考えや価値観、面白みを持ち合わせていると思います。

美容院や商売人的感覚に置き換えれば、
そこにこそ、
難しいがゆえに面白みがあるように感じます。

解り易く言うならば、
高みを目指す。
その難しさを乗り越えた人こそが理解してくれるであろう価値、
もしくは評価。

それを手に入れたい。

自分の能力や努力を良くも悪くも評価されたいと思うはずです。

その評価や価値の対価として金銭的な見返りがあるわけです。

美容師で言うならば、

まずは、

最低限の技術がなくてはだめです。

最低限の技術とは、

・聞く技術。

・知る技術。

・話す技術。

そして、最後に文字通りの

・技術



と思われた方もいると思いますが。
文字通りの技術こそ磨くことが簡単なので最後なのです。


まず、

聞くこと(hear)は進めて考えれば、
聴くこと(listen)であり、

利くことに変化し、

聞くことから聴くことへの変化の必要性も理解し

最終的には『効くこと』になります。


そして、
知ることが容易になります。

己の想いや思いを語り伝える前に、
まず聞く事こそすべてに通じる導入口であり、
困ったときの突破口になり得ます。

とにかく、
聞き、
聴き、
利くことによって効く事になるのです。

それで初めて、
相手や物事の入り口が開けるように感じれます。

つまり、
知ることの始まりが有り得ます。

そうすると、
話すことにも無駄がなくなりますが、
それは、難しすぎることも、堅すぎることもなく、
できる限り、相手の求めるスピードや柔らかさで、
相手の耳に聴こえて「効く」ようになります。

相手を聞き、知ろうとした故に「効く」話の仕方や内容になり、
理解度や集中力や懐疑心を払拭し、
時には超越した話になり、

自分の予測したとおり、
思うとおりの反応を、
一人よがりにならずに手に入れられます。

説得ではなく、
納得を手に入れられるようになります。

自分の意見を話すだけで、
相手に感謝される様な提案になると思います。

そして、
初めて技術の出番です。

僕は昔から身体の一部を切り取る作業。
に疑問を持っていました。

髪と爪は切ったり形を変えても痛くない場所です。
一部、体内には痛みを感じない臓器もありますが、
それはお医者様のお仕事なので割愛します。

見えるところで、
切り取ったり形を変えても痛くない部位だから、
血が出るわけでもないから、
単なる作業でいいのでしょうか?

儀式でも良いくらいでは無いかとすら思います。

だからこそ、
まず、

聴く。

そして、プロとしての意見を伝える。
納得していただけるように説明し

話す。

中国語では「話す」こと、あるいは「言う」を『説』
と書きます。

個人的には、
美容師の仕事においての 話す は
『話す』=「説す」
と書いても良いとすら思います。

その後に髪を切るという技術が評価される瞬間が存在します。

その瞬間のために聴く技術や知る技術、
そして話す技術。

まずは磨くべきです。

その後にやっと訪れる、
切るという技術。

そこまでするのか。

と思う人はお客様の立場でも、美容師の立場でも
多くいるかもしれません。

しかし、
そこまでして欲しい
と思う人が、
前述の、
高みを目指す人やすでに高みにいる人にとっては、
当たり前の考えであるとすれば、

作業で髪を切る美容院で、
お金を使って髪を切りたいと思うでしょうか。
あるいは、
美容院に何かを期待するのでしょうか。

不景気といわれる世の中で、
不景気しか知らない人が増えつつある社会で、
もしくは、
不景気のせいにする様な人が多い世界で、
お金を使ってもいいと思うのでしょうか。

きっと、
世の中はますます悪い方向に行くのではないのでしょうか。

美容室という世界に当てはめなおしましょう。

少数の美容院が、
その少数のお客様を相手にしていたとしたらどうでしょうか。

大多数の美容院は今後ますます淘汰されていくのでしょう。
20年増加傾向だった全国の美容院件数が、
2011年についに止まった事は、
その前触れ以外にどのように説明できるでしょうか。

技術を磨かない、
お客様から学ぶことをしない美容師や美容院が生き残る術は

その他の美容院はサービスを簡略化し。
前述の「技術」を地域にあわせて簡略化し。
周りの美容院より3~4割安く設定する。
位しかないように思います。

それが嫌なので。
aimableは色々な事をお客様から教えていただけるように努力します。

0 件のコメント: