公式line@aimable始めました。

友だち追加

2011年5月19日木曜日

ボランティア。

最近、
ボランティアと言えば、
被災地へ行くイメージが強いように感じます。

現に僕の弟(庭師)も石巻市へ仲間と行きました。
48時間穴を掘ってはヘドロを掻き出しては埋めて。
の繰り返しのために。

庭師の詳細をご存じない方のために予備知識。

優雅に十時と三時を取りながら茶をすすってるのは、
監督と親方クラスのお話。
現場では土方仕事同然に穴掘りや掃除、虫と戦いながら木の手入れ。
河川敷の雑草刈りの最中に死体を見つけた友人の話も聞いたことがあります。

現に僕も二年ほど、
穴掘ったり、電柱作業や高所作業をしていた
土方の端くれでしたが、
庭師の肉体の過酷さにはかないませんでした。

そのくらいに過酷です。

そんな庭師の駆け出しの彼が、
丸二日に渡り作業をするのは

着ていた作業着と靴を捨てなければいけないほどの、
何とも言えない匂いを除けば。
朝飯前だそうで。

結果、思うことは


現地の人は、
いや、
人間は強い。

の一言。

きっと復興するだろうとのこと。

美容師もしかり。

なにか現地で出来ることはあるはず。
炊き出しや片付けの後方支援。
ボランティアでカット。メイク。
覚悟さえ決められれば、
きっと何でもあるはず。


前者は良いとして、
飽くまで善意で現地へ行ったとしても、
後者はいかがなものかと個人的には思います。

もしも自分が、
現地にいる美容師だったとしたら。
と考えると苦しくなります。


現地や店の復興のために、
片付けや処理のために来てくれるならまだしも。

自分の商圏でタダで仕事をされたら、
たまったものではありません


年配の方や子供だけならまだしも
そうでない人へ仕事をされたら、
消えそうなやる気さえ無くなってしまう気がします。

それは、
金銭的な猶予がない状態の場所で、
タダで綺麗になれる場所があれば素晴らしいと思います。

しかし、美容師以外に何も誇れるものがない方が、
被災された方の中にいらしたら。


考えただけで辛いです。


きっと、
何とも言えない葛藤が、
時間と体力を奪うのではないかと思うのです。


きっと。
善意に罪はないはず。

しかし・・・・。


そんな訳で。
僕は元町でいつも通りの毎日を、意識して続けることにします。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
以前、京都で藤倉さんの講習を受けさせて頂いた者です。
京都府京田辺市でHEADS hairという美容室をしています。
私も最近、ボランティア、という事に
首を傾げる事がしばしばありました。
思いに悪意はない・・・
でも・・・
藤倉さんのブログを拝見して
思わずコメントさせて頂きました。
私も 日々、目の前の、自分の仕事を、
毎日を、しっかりやっていきたいと
思っております。

aimkamiyui さんのコメント...

HEADS hairさん

コメントありがとうございます。
きっと、こんな時だからこそ。
いつもの日常を、
意識して普通にやるべきだと思います。
きっと、何度でも立ち上がれると思います。