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2010年2月12日金曜日

帰ってきてます。

皆様、10日ほどご迷惑をおかけいたしました。
火曜日の夜に帰ってまいりました。

一部では帰ってこないのではないかという噂も出ていたそうですが。
ご心配なく。
ちゃんと水曜日から働いております。

時差ぼけはと言うと、
元々日付のない生活を送っておりますゆえ、
全くございません。
というより、目が覚めた状態で生きているのか不安になるほど、
日々、穏やかです。
いや、
ぼぉーっとしているのかもしれません。

パリでの修行生活は、
blogをご覧になってくださっている皆様には言うまでもないかとは思いますが。

過酷で楽しく過ぎて行きました。
サロンでの写真を撮らなくては。
と思いながらも、そんな心のゆとりなどあるわけもなく。

それもそのはずです。
師匠の仕事を間近で見れる機会など、めったにないわけで、
しかも、先生の仕事中の気の出かたはハンパないわけです。
時間を忘れて見入っておりました。

なぜ、
「見て学ぶ。」ことにこだわるかと言うと、

~時は僕のアシスタント時代にさかのぼり。~

僕の最初の先生は父でした、
彼の働く姿を子供ながらに見ている間に仕事を覚えた経験から始まっているからだと思います。

彼が亡き後は、父の師匠の下へ修行の場が移りました。
その時の師匠は90際に手が届く年齢でした。

もちろん修行の場を東京から横浜へ移したので、
自分のお客様を担当するよりも師匠の手元をしている時間が多く、
その間目に焼きつくほどに見るモノと言えば、
録画したVTRの様に毎回的確に同じ場所を動く手。

父の時もそうでした。
師匠の時もそうでした。
その動きを正確に再現すればなるようになってしまうのです。

ただ、生で見られるのは彼らが生きている時だけの話。
だからこそ、「見て学ぶ。」事にこだわるのかもしれません。

気付けば、
8年間見るだけの美容師人生。
いい加減覚えます。

その後、僕の気持ちを知ってか知らずか外の世界へ出る事を勧められ、
チェーン店へ入ったわけです。

そこでは、自分が知っている「美容師。」に会うことはとても少なかったように思いだします。


話は戻ります。


やはり、同じ場所で20年の間も鋏一つで生きるということへのこだわり。
オーナー職へ転じる美容師がほとんどの世代に生きていても、
現場にこだわるということへの信念。

きっと、オーナー職へ転じる事を選んだ美容師からは不器用と思われるだろう。
ともおっしゃってました。
職人は元来、スマートに生きることには不器用なのだと思います。
ただ、人生を楽しむ事にかけてはとても器用だと思います。
だって、
何だかんだ言ったって、好きな事を仕事にしている幸せな人間ですから。

僕も早くそうなりたいと思うパリ生活でした。

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