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2011年5月26日木曜日

超青田刈。

aimableも、お客様お一人お一人に支えていただいて
もうすぐ4年になります。

去年にスタートした1Fのaime店も早いもので一年経とうとしてます。
お陰様で、新規に足を運んでいただいた、
お客様の数も1000名の大台に乗りました。

今後とも、変わらぬご愛顧のほどをよろしくお願い申し上げます。


なんて、らしくない内容はこの辺にして。

超青田刈りとは、
aimableの今後に大きく関わるお話。

3,11をきっかけに色々な事を考える癖が悪化しています。

自分の人生=自店に関わるスタッフやお客様の人生

僕の人生は、二度目です。
一度目の人生は2歳半のときに一度終わっています。
病んでる訳でも妄想でもありません。

だからと言って、見た目も脳味噌も老けているわけではありません。

2年半で終わった人生のきっかけは、
簡単な医療ミスでした。
もともと、僕の身体には特定の麻酔薬にアレルギーを示す体質があり、
2歳半の時に簡単な手術をした際に発覚して、
心停止して死に至ったわけです。

不思議なもので、
手術直前の記憶は3つしかありません。
逆に3っつもあります。
1、手術部位が首だったため頭髪を剃毛した記憶。
2、麻酔が効き出した時にドクターが肌に何かを当て「パチン」と切る音の記憶。
3、病院のスタッフが僕の周りを慌ただしく動き回る様子を上から見ている記憶。

その次の記憶は、
病室で寝られなくて泣きながらナースコールをしたら、
いつもの可愛いナースではなく、
お婆ちゃんのヘルパーさんが来て怯えた記憶。

それから、中学を卒業するまで外泊が苦手だったことや、
必ず電気をつけないと就寝出来なかったことは、
このブログを読んでしまった人だけの秘密です。

そんなことはさておき、
二度目の人生だからなのか、
気づけば大変だったのかもと思えることに気づいたり、
時間の流れがとても長かったり、逆にすごくゆっくり動くことが
日々たくさんあります。

きっと気の持ち様なのでしょうけど。

3,11を境に自分自身や自分を取り巻く色々なことを見つめなおすと、
勿体無く感じることばかりで困ります。
なんで、もっと早く気づいて大事なことから学べなかったのかと、
悔やみます。

なので、
今回のブログは、
勝手に振り返る回。

面倒な方はこの先にお進みにならないことをお勧めします。






見ちゃうんですね。
では続きを。


二度目の人生において、自分の事を考えたのは3回。

1、14歳のとき、
  両親や伯父・伯母、祖母や曾祖母と同じ美容師として生きる事を考える。
  この時に、師である父より一日も早く独立することや、
  明日、父親が居なくなったらどうするかを考えながら毎日を過ごしていました。

2、20歳のとき妄想が現実になり、父が他界。
  扶養家族4人と父の店の運営の重さに直面して、
  飼い殺し人生を覚悟して働くも、
  心と身体を壊して店をたたみ、
  住み込み土方生活中に父の先生に拾われ美容師人生について再考。

3、こんなに勉強のチャンスに恵まれていたことに
  気づく事が出来なかった自分に気づいて人生を再考。


あぁ。
なんて、意味不明な内容なんでしょう。

考えた結果、
一つシンプルな判断基準に気づきました。

人生の転機と言える出来事や
3,11のような出来事があったときに、

諦めたくないのに諦めざるを得ない。
事案に直面したら、
どのように処理するのか、
処理すべきなのか。

その答えがシンプルだというコトに気づきました。

「諦めなくてはいけないこと」は
「しなくてよいこと」

つまり、
どれほどの時間や力、精神を注いでいたとしても、
予想外の出来事一つで諦めるようであれば、
短い人生においては必要なかった、
あるいは然るべき時期ではなかったと考察するのが自然だというコトです。

本当に必要ですべてにおいて努力を怠っていなかったとするならば、
きっと、考え得る限りの危機管理対策を講じていたはずであり、
どんな出来事に関しても動じることなく機械的に反応し、
目的達成の為に前進するはずであると考えられるわけです。

平たい話で言うならば、
ラーメンが食べたければ。
食べたい味をイメージし、情報を吟味して店を選び、
道順、営業時間、混雑状況からユーザーの意見に至るまで、
さまざまな角度から考え、
かいた汗を拭う為に必要なタオルの柄まで考えるはずです。
そして、イメージしていたラーメンではなかったときの為に、
いつものお気に入りのラーメンを出してくれる店の、
営業時間に滑り込める時間まで計算するはずです。

つまるところ、

自分はどのくらいラーメンが食べたいのだ?
答えに尽きるまで己に問いかける事ができたのか。
及び、出来るのか。

その過程が多ければ多いほど、複雑なら複雑なほど良い訳です。
それによって、失敗や断絶の危険は回避され、
問題がおきてもロス無く目的達成に近づけるはずなのです。

きっと、
人生の様々な局面においてその瞬間や、近い将来、
遠い将来、未来。
決定事項は多岐に渡るはずです。

ただ、それに慣れすぎると、
本来のプロセスを踏まずに通り過ぎたことに気付けず、
失敗を犯すのだと思います。

多分、美容室や美容師選びも一緒です。

髪をキレイにする。

その目的達成の為に万事を尽くす方が居ないと誰も言い切れないはずです。

生死に関わらなければ万事を尽くさなくていいわけはありません。

体の一部を切り取り、
あるいは色や形を変える訳です。

それを託される側に立つ人間がいい加減で良いはずがありません。

どんな状況になっても、いつもどおりに腕を磨く努力をし、
同じ場でお客様を待ち、
いつも通りにお客様にご満足いただける仕上がりをご用意する。
職人気質を目指し続けます。

その為aimableは若手育成に全ての力を注いでいます。

皆様のお陰で結果が見え始めています。


そして、
更なる成長・存続の為に超青田刈りを発動しました。


16歳の高校生が入社しました。
全日制の高校に通う16歳です。
名前は「ほのかさん」
今秋から通信過程の美容学校と高校生活、修行を両立させるために
今は助走期間中です。

もしお店で見かけたら、声を掛けてやってください。
その一言が本人の糧となり、
いつか皆様に恩返しが出来るまでの成長への
近道であると確信しております。

まだまだ皆様に甘えてばかりの美容院ですが、
どうか、
これからもよろしくお願い申し上げます。


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